こんにちは、オヤジローです
サラリーマンにとって可処分所得を増やすことに節税対策は非常に有効です
ふるさと納税や医療費控除など簡単なところから始めた人が
次のステップでターゲットにするのは事業所得による節税対策かと思います
中でも太陽光発電は今サラリーマンにとって始めやすい事業になっており、
私は2月下旬に無知の状態から4月末に契約に至りました
この記事では業者との出会いから契約までの流れと、契約に必要なことを書きました
これから太陽光発電を始めようとしている人の参考にしていただけたらと思います
【この記事を読んでほしい人】
- 太陽光発電を始めようとしている人
- 太陽光発電をするにあたり、契約までの流れをしりたい人
現地視察不要!オンラインと書面だけで契約成立
太陽光発電は想像されている通り、広い敷地に何十基もパネルが設置されているとても大きな設備です
しかし、管理は業者に任せることが前提となっているため、
契約に至るまでは書面だけで成立してしまいます
私は紹介から契約まで全てオンラインと書面で行いました
その簡単な流れを以下に記載していきます
登場人物としては、契約者(私)、斡旋業者、管理会社、金融機関(融資)です
ステップ0:出会い
太陽光発電はあくまで節税や副業としての手段の一つであり、規模や目的によって用途は様々です
自発的に業者を探す
私は節税対策をメインに考えており、自分に最適な手段を探していました
とはいっても、「サラリーマン 節税 セミナー」で探した程度ですが、
このやり方でも複数社出てきます
結果的に日程が調整できご担当者がとてもわかりやすく親密だったので、
私は複数社を比較せずに1社目で決めました
ネイチャーグループ様です
ホームページを見てもらうとある程度の信用度が確認できます
信用を持った判断基準
担当者の性格や話し方だけで判断できる程、お金の世界は甘くありません
初心者ながら、会社選びには以下の項目で判断しました
- 知名度
主に社長の活動領域ですが、メディアに取り上げられていることから
2012年設立で若い企業にも関わらず知名度が高いと判断 - 実績
HPにも掲載されていますが、累計10000件の実績があります - 発信力
HPがきれいで見やすく評価に値しますが、これくらいなら外注でもできます
HPのコラムでわかりやすく多くの人が抱えている悩みについて発信していました
その他小さなことも積み重ねで評価しましたが、ご担当者の人間性がよかったのは大きかったです
なお、ネイチャーグループ様はかつては富裕層に特化したビジネス形態をしていたとのことですが、
事業領域(=対象所得)を伸ばしているとのこと
このサイトに辿り着いた人は節税で悩む年収1000万円前後の方も多いと思うので、
是非参考にしていただければと思います
ステップ1:オンラインで物件紹介
前項で紹介した個別相談に申し込みをした後は、1週間以内にオンラインにて面談を実施
会社紹介、お客様(申込者)にあった節税対策のご提案が大きなポイントでした
この会社では所得がある程度ある人に対しては、太陽光発電、不動産(中古)、コインラインドリーが
節税対策としてのトピックでしたが、それぞれ用途に分けて、私は太陽光発電を選択
その後は、具体的なシミュレーションを準備いただけることとなり、2週間後に再度調整となった
ステップ2:具体的なシミュレーションと合意
事前に私の収入や融資状況を考慮した物件とマネーシミュレーションを作成してもらいました
私の場合は会社員かつ月俸制の給与で、賞与を除けば変動の少ない収入で
借入もなかったため非常にあっさりとしたシミュレーションでした(笑)
シミュレーションの内容としては、以下の3点
損益計算
節税対策のメインとなる項目です
ざっくり言えば、「事業所得としてビジネスを始めたが、経費(必要となる出費)で帳簿上マイナス」
となる状態をつくることが所得税控除の対策です
具体的にみていきましょう
収入
太陽光発電をした結果、電力会社に売って得た利益です
パネルの規模や契約した売電価格によりますが、私は年額で100万円強です
支出
以下の9点
- 管理料
- 借地料
- 保険料
- 固定資産税
- 支払利息 ※帳簿上はあくまで利息。元金は含まれません
- 土地権利金
- 登記費用
- 減価償却費
- 経費
契約内容によってゼロとなったり、月額・年額となる費用もあります
詳細は別記事にして記載しようと思います
キャッシュフロー計算
損益計算ではあくまで帳簿、つまり確定申告の際に出てくる税金が絡む計算です
実際に現金、つまりキャッシュがどれくらい動くかどうかは生活をする上で
大切な観点であり、もちろんそちらもシミュレーションが必要です
収入
- 売電収入
- 消費税(還付分)
- 所得税・住民税(還付分)
1項目の売電収入は損益計算と一緒です
ただし、考え方として税抜か否か。
損益計算では税抜に対し、キャッシュフローでは税込となります
2項目の消費税は設備購入費に対する消費税分が還付として受け取れるという点
前払いとして消費税分の支払いを1年目にすることになりますが、2年目に還付されます
約2000万の消費税分(10%)となれば200万なのでかなり大きいですね
繰り上げ返済をするのもいいですが、この還付分を元金として別に投資するのもありです
3項目の所得税・住民税(還付分)は前年度の所得税控除分の還付です
青色申告で事業所得としてマイナス計上している場合は、控除分として申請するので
それを還付分として翌年度に返ってきます
支出
以下の9点
- 管理料
- 借地料
- 保険料
- 固定資産税
- 支払利息
- 土地権利金×
- 登記費用
- 減価償却費×
- 経費
- 借入金返済(元金)
- 消費税
わかりやすくするために1〜9項目は損益計算と揃えました
土地権利金はなし、減価償却費は実際のキャッシュで扱わないためなくなりますが、
新しく10.借入金の元金と11.消費税が加えられています
売却計画
私の場合は永年所有することは考えておらず、途中売却を考えていました
借入金が完済されることはもちろんですが、売却となると譲渡税がかかってきますので
損益計算、キャッシュフローどちらにも影響するのでこちらも考慮が必要です
シミュレーション紹介が長くなりましたが、これらをオンライン面談+画面共有で説明を受けました
対面でやれば早いかもしれませんが、移動がない分こちらも楽でしたね
契約までの準備
契約に至るまでは、準備することがあります
区役所で申請が必要となるものもありますので、決意をしたのであれば早めに動きましょう
- 金融機関の仮審査
- 印鑑(実印・銀行印)
- 印鑑証明
- 住民票
- 初期費用(現金)
金融機関の仮審査
借入なしで契約をする人、できる人は対象外になりますがほとんどいないと思います
金融機関での融資審査は借入状況、会社名、収入、勤続年数など社会的信用を元にした調査があります
本来の審査では1〜2週間程かかってしまいますが、仮審査を事前に進めることができます
極端に言えば、ここで審査が通らない人は諦めた方がいいでしょう
審査が通った人は次のステップに進めるという感覚です
印鑑
恥ずかしながら、印鑑の種類について理解できていなかったからよかったです
契約に必要なのは実印、金融機関への提出には銀行員が必要です
実印は契約のために何十ヶ所も押印するために必要です
役所に登録することで公的に認められた印鑑となります
ピンキリとなりますが、最近ではネットで数千円で購入できますので準備しましょう
実印は自動車購入/売却、保険金、遺産相続など人生においては必ず必要となりますので、
作っておいて損ととなることはありません
※私の場合は、20歳の誕生日のときに父親がプレゼントしてくれて、それを活用しました
銀行印
融資の際に必要となります
金融機関における契約書に必要となりますので、こちら作成しておく価値はあるでしょう
印鑑証明
実印が公的に認められる背景には印鑑証明が必要です
近くの区役所で印鑑証明をしてもらう必要があります
混雑次第ですが1時間前後で全て完了します
住民票
契約の際には住民票がセットで必要です
区役所に行く機会を減らしたいのであれば、実印を準備した上で
印鑑証明手続き+印鑑証明書受領+住民票受領 をセットですれば1回で済みます
初期費用
太陽光発電を契約してからはキャッシュフローとしてマイナスとなることはないよう提案されます
ただし、初期費用だけはどうしてもかかってしまうので、
管理会社または仲介会社に振り込みが必要となります
私の場合は約2000万円の設備に対して100万以内の初期投資で済みました
本契約
本来であれば、大切な手続きなので可能な限り対面でやるべきでしょう
私の場合は、月内に間に合わせたかったことと管理会社まで行く余裕がなかったので、
全て書面で済ませました
金融期間からの融資契約
前項までだと、仮審査しかしていませんから物件や条件が決まってから本格的な審査に入ります
とは言っても、仮審査したときと記載する書面は一緒です
加えて、金融機関からの電話連絡の確認があります
ここだけは仲介会社に任せてはいけません
悪徳業者であれば、嘘八百を並べて全てやっておきますと言った上で
借金だけ背負わせて設備を売るなんていうことも可能だからです
借金を背負うのはあくまであなたなので、設備の状況や借入金など把握した上で
高額な借入金に手をつけようとしていることを自覚して対応してください
電話対応では確認だけですが、上記のようなことが問われて確認されます
※電話する時間は正味5分ありません
管理会社との契約
書面は郵送にて取り扱いをして、実際の説明はオンラインで細かく説明されました
基本的には記載すべきことは署名、メールアドレス、印鑑くらいです
契約をするにあたっては、設備譲渡、管理委託、リスク許諾など重要書類が多いので、
後から聞いていなかったと言わないよう全て目を通しておきましょう
難しい表現が多いですが、仲介業者や管理会社が丁寧に教えてくれます
また、自発的に契約を進めていることもあり、クーリングオフは使えません
数千万の買い物ですので、慎重かつ真剣に向き合ってください
最後に
この記事では節税対策として太陽光発電を選択した人向けに、契約までの流れを記載しました
テレワーク環境が充実している最近では、対面でなくオンラインと書面と契約まで
至ることが可能となっています
何度も繰り返して言っていますが、節税を期待して対策をしている実態は
帳簿上節税が適うようにするために事業を始め、借金をすることが多く人に当てはまる条件です
借金の額は数千万に至る人も多いでしょう
仲介業者はあくまでサポートをしてくれているだけであり、
責任は印鑑を押印した契約者本人にあります
リスクがあっても、契約したからには全てを受け入れたことになっていますので
契約内容を理解し、リスクを承知した上で契約に進みましょう