こんにちは、オヤジローです。
『転職35歳限界説』が通説ではありましたが、
最近では50代や60代でも第二の人生を掲げ転職をされている方が少なくありません。
多くの企業がビジネスのDX化を進めるため優秀な人材を確保したい動きが盛んです。
一見中途採用枠が増え売り手市場のように感じることもありますが、
誰でも内定をとれるような甘い世界ではありません。
私は35歳のときに転職活動をし、3ヶ月の活動で2社から内定をいただきました。
結局私の転職における覚悟がつけられず転職せずに社内に残りましたが、
面接の際に必ず聞かれる転職理由が最も重要だと感じています。
それは転職理由こそが、志望動機にもつながりあなたの人間性も見えてくるからです。
この記事では、転職活動での実体験をもとに、転職活動における転職理由の重要性について記載します。
私の実体験から転職でお悩みの方に参考になればと思います。
【この記事を読んでほしい人】
- 転職を考えている人(年齢不問)
- 転職活動をして内定をなかなか取れない人
面接官が転職理由から読み取る理由は3つ
私が思う転職理由の重要性としては、面接官は以下の3つを読み取れるためです。
- 価値観
- 行動力
- 転職後に再度転職しないか
一つずつ解説していきます
価値観
その人が何に重要性を持っているのかを判断します。
この考え方は転職活動における『軸』といってもよいでしょう。
本来であれば、人生における軸は固定されており、新卒時とブレてないことが理想的です。
ただし、時代や家庭環境がかわるにつれて信念がかわっていくのは致し方ありません。
最新のあなたの価値観を今一度見つめ直してみてください。
私の価値観
私の場合、新卒時と転職活動時の価値観は以下のように変化していました。
◯新卒時
- 社会貢献(やりがい)
- 自己の成長
- 所属している企業のブランド
- 企業の事業や将来性、安定性
- 給与など待遇
◯転職活動時
- 残業時間、休日出勤の少なさ
- 給与などの待遇
- 自己の成長
- 社風、文化、企業方針
- 企業の事業や将来性、安定性
改めて並べてみて自分でも驚きましたが、入社して10年も経つとこんなにかわるもんです笑
私の場合は一度仕事が原因で不安障害を患い、家族に迷惑をかけました。
その経験から家族に迷惑をかけない、ひいては家族との時間に重点をおき
ワークライフバランスをテーマにしていました。
大事なのは軸が過去とかわっているからではなく、今持っている軸がぶれないことです。
行動力
転職理由を挙げたときに自身で解決できない課題であったかを見直してみてください。
そして、簡単に解決できるにも関わらず行動が伴っていなければ、行動力がないとみなされます。
もちろん、深堀されたときに応えることができれば全く問題ありません。
- 上司とソリが合わない
→同僚、上長、人事など直接クレームを言ったでしょうか - 職種変更/部署異動したい
→社内で違う部門があるのにも関わらず安易に転職を選んでいませんか - 残業時間を減らしたい
→減らすための努力はしましたか
→減らすために上司や同僚に相談/提案はしましたか - 社長がかわってからおかしくなった
→微妙ですが、次期社長まで待てるのでは?とも思われるので理由としては弱いです。
ただし、以下のような理由であれば自分自身の行動を超えているので問題ないでしょう
- 評価が正当じゃない
→会社の評価方法は決まった方針となっており、変わることは長期的に期待できないでしょう - 社風が合っていない
→社風をかえることは人がかわることであり、メンバー全員が入れ替わることは期待できません - 業界の先行きが不安
→数年もすれば時代がかわり会社の立ち位置もかわってくるはずです。
会社がかわらなければリスクと判断するのは当然です。
転職をする、しかも面接まで辿りついている人は現職での環境を変えたいと強く考えている人です。
しかし、「なぜ転職でなければいけないの?」の問いに応えることができなければ行動は不十分です。
行動を伴わず不平を持ったらすぐ逃げてしまうと評価されかねません。
転職後に再度転職しないか
企業側は採用するからには定年まで働き続けてほしいと意気込んでいます。
所属する会社はステップアップ、人によっては踏み台だなんて言う人もいるかもしれませんが、
企業側は社員のことを基本的には大切にします。
優秀だけども数年で辞めてしまう人よりも、ポテンシャルを見極めて
会社に従順で長く勤めてくれる人の方が企業にとっては魅力的にみえます。
(もちろん短期的に優秀な即戦力を採用する形態もあるでしょうが、稀な話です)
企業にとってより長期的に貢献できる人材であることが条件となります。
本音と建前の使い分け
ここまででは自分の軸について整理するため、本音ベースでの検討をしていました。
いくら正直であることが正しいことであっても、素直に言ってしまうと面接官の心象を悪くしてしまう表現もあります。
本音は内定をもらった後までとっておき、それまでは『面接用の自分』で飾ることにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、転職の面接の際に聞かれる転職理由について、私の経験をもとに記載して以下の3点の重要性を記載しました。
- 価値観
- 行動力
- 転職後に再度転職しないか
「転職理由を教えてください」の問いには、面接官側には一層深い意味を含んでいることを理解して
今後の面接対策を進めるようにしてください。
最後に
コロナ禍であっても企業側は採用活動を続けます。
近年では、最終面接までオンライン面接で進める企業も少なくありません。
そう考えると、面接をするために半休をとらなければいけない事情が少なくなり、活動はよりやりやすい時代となりました。
この記事をご覧いただいた転職希望者の転職成功を応援しております。