こんにちは、オヤジローです
かつて転職は「転職は35歳まで」と言われてましたが
最近では定年の延長や50代の転職活動が活発化するなど
転職業界(その裏には企業の求める人材やリソース配置)にも変化が起きています
私は35歳のときにワークライフバランスに疑問を感じ、転職活動をしました
20代のときは生涯身を捧げる意気込みで新卒で就職した企業での仕事に没頭しましたが、
年齢を重ねていくと体力の衰え、プライベート事情の変化に伴って
仕事に対するモチベーションウェイトが落ちていきました
仕事をサボっていたわけではなく、限りある時間と体力の中で
仕事ばかりを優先していていいのかと考えた時期があったからです
当時は転職エージェントのご担当者と相談し、内定を複数いただくことができました
私が当時(2021年)転職活動をしていて内定を取れたコツについて記事にまとめてみました
転職活動を考えている人、悩んでいる人は是非参考にしていただければと思います
【この記事を読んでほしい人】
- 30代で転職を考えているけど、不安を感じている人
- 転職活動をしているが、内定をなかなかもらえない人
- 30代を見据えた就職活動中の学生
面接の重要性
転職するためには履歴書と面接は不可避です
履歴書についてはたっぷり時間をかけたり、転職のプロや友人に添削してもらえるので
対策はある程度できるでしょう
面接は会話、つまり言葉のキャッチボールでいかに面接官に
自分のことを理解してもらえるかどうかがキーポイントです
人間性や経歴、スキルを基に、自社で過去に活きた経験の再現性を評価しています
もちろん大前提として清潔感や質問に対する受け答えが成立していることはありますが、
面接官が一緒に働きたいと思ってくれるかどうかが最も重要だと私は思っています
相手は人間です
どれだけ優れた人でも一緒に働きたくないと思われたら一発で落ちます
優れた人であれば能力だけ買う請負や派遣で十分だからです
転職して迎え入れるということは、企業としては定年までいてほしいくらいに
貴重な人材を雇用する意気込みでいますので面接はとても重要なポイントなのです
面接対策は『自分が働く姿を想像すること』これだけ
定番の質問は以下の3つです
- 自己紹介 = あなたがどんな魅力的な人間なのか)
- 転職理由 = 今の会社ではダメな理由)
- 志望動機 = 自社を受ける理由)
H3:自己紹介は転職先で活躍できるかのアピール
面接の定番の流れでは、まず最初に自己紹介を求められます
ここで大事なのが、ダラダラと自慢話を言う場ではないということ
面接官は限られた時間で応募者がどんな人かを見極めようとしています
私が意識していたことは、以下の3点
自己紹介は1分以内
自己紹介は基本的に履歴書に書いてあることのサマリーです
面接官は既に目を通しているので、外見や喋り方を見つつ補足情報を見ています
自慢ではなく事実を語る
自信があることはとてもよいことです
ただ、自信過剰な人の自慢話を聞いている側はどのような気持ちになるでしょうか
ゆくゆくは一緒に働きたい仲間として迎え入れてくれるでしょうか
自信を持って話すことと自慢をするのは全く違いますので
事実を自信を持って話すことと心がけてください
転職先でも活躍できるスキルや経験を語り、面接官に興味を持たせる
極端な例ですが、営業を希望しているのに技術の話をしても位相がずれています
面接官が募集している職種に対して、期待されていることを理解し
自分の経歴やスキルに照らし合わせてみましょう
期待されていることは募集要項に必ず記載されています
転職理由はもう転職するつもりはないかどうかの確認
転職理由として「前職の愚痴はNG」とよく言われます
本音もあるでしょうが、愚痴をもらして文句だけを言う社員とは一緒に働きたくありません
不平不満はあって当然です
その不平不満に対し努力をした申し入れや社内部門異動で達成できない理由をつくりましょう
給料が低い → 評価が年功序列となっており正当な評価ではない
残業が多い → 新人や中途ポスティングの予定がなく改善が期待できない
やりたいことができてない → 社内での別部門でも目標が達成できない
社内文化と合わない → 社風が数年変わらずトップが変わっても期待できない
など、ただの不平だけで終わらないようにしましょう
作り方としては、相手につっこまれてもちゃんと応えられるだけの深堀ができているかです
面接官としては、労力を割いて採用するからには優秀で長く勤めてくれる人を欲しています
心の底ではステップアップのための踏み台と思っていても、
短期的には転職の意思なしの心意気で臨みましょう
志望動機は企業とのマッチング
個人的には志望動機が3つの中で最も重要かと思っています
ただ優秀なだけでは入れません(もちろん例外もありますが)
どれだけその会社に入りたいかの意気込みを語る準備が必要です
転職活動をしていたときの私のステータスは経歴だけ見たら優秀だったかもしれません
- 一部上場企業に新卒で入社し、1社で勤続11年
- 32歳でマネージャーに抜擢され、15名以上の部員数をマネージメント
- 海外ビジネスの拡大ミッションの創出活動をして、社内初のグローバルビジネスの実績に成功
- 複数のプロジェクトにおけるPMOを担務し、失敗・炎上・赤字なし
当時はこの実績をもって「ここくらいなら受かるであろう」の気持ちでエントリーした企業があります
結果は選考落ち。。。
想像ではありますが、後から考えると企業側としては中途採用者を配属させた後の
部門のコリジョンを避けたいと思っていたのかもしれません
これらのことから、志望動機だけでなく最終的には『相性』も重要と思われます
働く姿が想像できない=志望動機が弱い
少し早いですが、受けようとしている企業の内定をもらい転職をした姿を想像してみましょう
転職理由が払拭されて活き活きと働く自分の未来が想像できる人は成功する可能性が高いです
(ただし、採用の過程でわからなかった人間関係や制度次第なので絶対とはいえません)
転職しても活き活きと働く姿が想像できない人は100%失敗します
選考を受けるだけ時間の無駄なので他の自己分析や他の企業分析に切り替えましょう
転職活動をしていると、転職をすることが目的であるかのように
手段が目的化してしまうフェーズにいつの間にか陥ることがあります
目線はあくまで転職理由が解決し、活き活きと働く未来を見据えましょう
志望動機が弱ければ当然面接官にも伝わり、よほどの演技派でない限り落ちます
誰も得しない志望動機への選考は避ける方が無難です
(ただし、面接慣れしたいという明確な理由があれば否定はしません)
転職活動は恋愛と一緒
転職活動をしていて途中で「転職活動と恋愛は似ているなと」感じました
絶対に譲れない条件
好みのタイプを聞かれたときに、真っ先にいくつか条件が出てくるかと思います
顔、体型、身長、性格、職業などありますが人によって優先順位は違います
企業選びも同じです
業種が同じでもアプローチや方針が違うから違う組織が出てくるのです
転職活動をしたときに絶対に譲れない条件は最低でも2つは設定しておきましょう
転職において妥協はダメです
相手に興味を持ってほしいならば自分を磨く
自分が好きなだけで相手が自分を好きになるはずはありません
告白しても相手にとっていかに自分を好きになってもらうかは自分が努力する他ありません
資格や経歴を立派なものにしろというわけではありません
自分がどれだけ相手とマッチするかの伝え方を磨くだけでも十分なのです
結婚を見据えた交際ができるか
付き合って1日で別れるなんて最近ではよく聞きます
(私が学生時代はそんなことありえませんでしたが。。。)
前項でも話しましたが、転職は人生をかえる重大イベントです
自分の残りの人生を捧げるだけの価値があるかどうかを決断できるかどうかで
意気込みもかわってきます
相手(企業)のことを知るために努力できるか
企業のことを知らずして面接なんてできるわけありません
面接官は履歴書でしかあなたのことを知る術がありませんが、
面接を受ける側は今の時代いくらでも企業のことを知る方法があります
これを怠って「聞いたことがあるだけ」や「なんとなく」では受かるわけもありません
大抵の企業では中期計画やIR資料や株主向け資料を公開しています
小さな組織単位の状況までは詳細にわかりませんが、企業全体としての実態や将来の方向性は見ることができます
このビジョンと自分とのマッチングを掛け合わせ、活躍できる人材であるかをアピールしてください
逆質問で聞くこと
私が受けた面接で「最後に質問はありますか?」と聞かれなかったことはありません
いわゆる逆質問です
個人的には以下の質問をしたときに手応えを感じました
- 御社で活躍するためにはどんな人材を目指すべきか
- 御社で働くことになった場合は、目指すキャリアはゼネラリストとスペシャリストとどちらが近いか
- 配属を検討されている部門の転職者割合と活躍できているかの状況
- 募集要項で記載されている◯◯の業務については、××の理解で正しいか
全てにおいて共通していることは、ただの興味ではなく自分が企業で働く前提での質問です
前項で記載した企業研究ではわからないことについて、空いた穴を埋めるイメージで逆質問すれば
企業研究していることや熱意が伝わるかと思います
最後に
転職をすることは企業を裏切ることになるようなイメージを持たれている人が多いかもしれません
しかし、企業に残ってあなたのポテンシャルを活かせないままにするのは
あなた、企業、ひいては日本経済にとって無駄や損失となります
転職をして失敗をした人のブログもありますが、そうはならないように
自分の目的を見失わずに希望に合った企業とのマッチングを目指して頑張ってください!